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スザルルと陽海がすきです。
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スザクお誕生日おめでとー!!!!
というわけで、お祝いssを置きにきました陛下!!
なんかスザクは多分ルルにおめでとうって言われるだけでもしかしたらこの上なく幸せになっちゃえるんじゃないかしらとかぼんやり考えてたんですが、まあなんか雰囲気小説になっちゃいました。すみません。
騎士皇子設定だと思います。
(思いますて)
いやーほんとね、良いよね。スザルル……スザクさんは基本的に俺様!なスザクさんが一番好きなんですが(熟慮の結果)、自分のこと大嫌いででもルルーシュのことは大好きで、だからルルーシュが必要としてくれるうちは生きてても大丈夫だって、そうやって自分に必死に言い聞かせてるスザクさんとか、凄く鬱陶しくて良いんじゃないかなと最近考えていて、結果そういうスザクさんになりました。
うん、中二病って良いと思うの!!!!


8日かららぶやまさんがうちに泊まりに来てくれていて、私の誕生日もお祝いしてくれました**
なかなかこういう機会は無いので貴重だなあ嬉しいなあとかほんわりしました。
可愛い茶器をもらってにこにこです^^お茶淹れる道具が可愛いともうそれだけで幸せになります。真っ白なんだー!かわいいんだー!!
うきうきしながらお茶淹れて勉強したいなあ。
あとMさんからもお誕生日プレゼント頂いてしまって、クッションと時計でこれまた可愛かったのでした**ふかふかー!!
みんなどうして私の好みわかってくれるの……嬉しいじゃないの……ともじもじしました。
年を取ることは正直もうあんまり嬉しくないんですが、お祝いしてもらえるのってなんだろう、すごくじんわりしますよね。幸せものです。あとカードが嬉しいんだよね。可愛いし言葉が綴られているってそれだけでもうなんか素敵。
繋げていきたいなあと思います。


6月半ばくらいからもやもやしてたのが、梅雨明けと同時になんかこう、すっきりしました。ケリがついた感じ。
結局何もかもが須らく、自分の心持ち次第なのだとしたら、ぐらぐらしながらも前向きに考えていくしかないんだなあと思います。
生きている以上どうしたって自分や周囲が変わっていくものなのだから、変わってしまったものを無くなってしまったと嘆くんじゃなくて、ああ、こういう形になったんだな、じゃあどうしようかな、どうするのが良いのかなと考えていける人になりたいなあと思います。うん。
難しいけども。
私はどうにも変化というものに著しく弱い人間なので、新しいものをどんどん受け入れられる人を心の底から羨ましいと思うのですが、でもその分ひとつのことを深く考えたりとか、そういうことを出来る長所だってきっとあるんじゃないのと、そう思いたいです。


さてではスザクさんのお祝いssです。取りとめも無いお話なのですが、それでも良いよという方は続きよりお進みくださいませ**



僕が生まれて嬉しいって、言ってくれる君がいてくれたことが嬉しくて、そんな君と出会えたってことはきっと、僕にもまだ希望はあるということで。



limitless
 


おめでとう。
あまりにも素っ気ない言葉に思わず目を丸くした。
今彼は何と言ったのか。いまいちぴんと来なくて、黙ってジッと、見下ろしてくるルルーシュを見上げれば、暫くの睨み合いの後バツが悪そうに目を逸らされた。
「え、なに?どしたの?」
その意図が掴めなくて尋ねれば馬鹿か、と返される。そりゃあ僕は君よりずっとあたまが悪いかもしれないけれども、少なくても標準と比べればそれほど落ちこぼれというわけではないのだし、そんなことを言われる筋合いは無いと思う。皇族きっての秀才と謳われるルルーシュと比べたら誰だって馬鹿だ。そんな比較にはなんの意味もない。
「……もう良い。」
何がなんだか分からないでいるのに、ルルーシュはひとつも説明してくれることもなくくるりと踵を返そうとする。慌てて腕を掴んで阻止しようとすれば、細い骨の感触と僅かに湿った肌の質感が脊髄を駆け上がった。
強く握ればきっと、手折ることすら難しくないだろうそれを、
守ってあげたいと思ってもうどれくらいになるだろう。


守りたくて、傍に居たくて、懸命に足掻く。それでもまだ足りなくて、ぬかるみに足をとられて飲み込まれてしまいそうな錯覚を、何度抱いたかしらない。どれだけのものを重ねればかれの隣に居ることを許容出来るようになるのかなんて検討もつかない。
何をすれば許されるだろう。隣で、剣を振るうことを。
不安が消えない。結局自分にはそんな資格は到底得られないような気分にしかなれなくて、いつも色んなことが空回ってばかりだ。


だけど。
守りたいって。この気持ちは嘘じゃないんだ。


「待ってよ、ルルーシュ。」


なんていったの。
そう吐き出した言葉はびっくりするくらい必死で、ちょっとだけ笑ってしまった。結局全部を委ねているんだ。こんな細い腕に、もう一人分の重さを。
何処までも幼稚で、けれど、必死で。
それが愛なのだと、言われたらその陳腐さに笑ってしまうだろう。
でも、それでも良かった。どんなに愚かしくても自分にはルルーシュが必要で、大切だった。
例え逆がそうでなかったとしても。
「……繰り返し聞きたがるくらいなら、最初から聞いておけ。」
そんな僕の内の切迫を覚ったのか、一度顔を背けてしまったルルーシュが口を開く。呆れたような、蔑むような表情をしていた。
「ごめん。」
謝ればきゅっと、ルルーシュの薄い口唇が震えた。仕方が無いやつだ、そんな風に聞こえた。


おめでとうと、言ったんだ。


少し強張った声が鼓膜を前後に震わせて、音になる。最初に聞いた単語は間違いではなかったのだと、目が丸くなった。


「どう、して……」


茫然と呟けば当たり前だと返される。


「忘れるわけが無いだろう。お前が生まれた日だ。」


顰められた顔。整った容貌はどんな表情を宿したって綺麗で、どきりとする。


「……俺を甘く見るな、スザク。」


いかにもムッとしたといった物言いで吐き捨てて、今度こそルルーシュは僕に背を向けた。ちらり、覗く耳介が紅かった。

 

 


ダメだよ、そんなの。
そう言いたいのに頭が拒否して上手く音にならなかった。
そんなのは駄目なのに、嬉しいなんて、そんなのは。
なのに胸の奥があったかくなって、何故か泣きたくなるような心地がして、顔を伏せる。


これではまるで。
許されてしまいそうな気がして。
どうしようもなく嬉しくて、今にもにやけそうになる顔を賢明に堪えた。

 

 


途方もない、ハッピーバースデーだった。

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プロフィール
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フジサワコト。
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性別:
女性
職業:
向こう2年間学生です。
趣味:
ゲーム、小説書き。まともなのだと絵画鑑賞。バレー・フィギュア観戦も好き。
自己紹介:
現在可哀想なくらいスザルルに愛。
久々の激しい萌に
眠れない夜を過ごしています。

Twitterのブログパーツをぺたり。アカウントはfujisawakoto79です。

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