until our last

ねえ。
此の手をずっと握っていて。
もうちょっと、あとちょっと。
君を覚えこんで忘れなくなるまで。君を刻み込んで消えなくなるまで。
此の手を握っていて。僕が仮面を被るまで。


あとすこしだけ。
もう、すこしだけ。


僕らの終焉まで。





ラプを書きながらちょっと浮かんだぽえむ。


あの終わりは、ルルーシュだけの終わりではなく、スザクにとってもまた終わりだったのだと、思います。
枢木スザクという存在を受け入れてくれた最後の人が死ぬことで、彼もまた終焉を迎えたのだと。


ぎあす最終回からもう今日で一ヶ月なんですね。長かったような、短かったような。
あのおかしいくらい涙が止まらなかった日から一ヶ月か…信じられない。
あの日から、私の中にはスザクとルルーシュが選んだ答がずっと焼き付けられていて、ずっと離れない。
あの子達の日々を考えては目が潤んでどうしようもなくなったり、言葉ばっかりが浮かんできたり。
今でも私の中であの子達は笑っていて、手を繋いだり、ちゅうしたり、ぎゅってしたりしてるんですけど、もう新しい彼らには会うことはないんだなって思うと時折無性に泣きたくなります。
別れがこんなに辛いアニメは今まで無かったし、きっとこれからも無いんじゃないかと思ってます。本当に、鮮烈な二人。
鮮烈。そう、鮮烈って響きがこの上なく似合う二人だと思います。
烈しく、鮮やかに。生き抜いてくれたこと。


ルルーシュに、スザクに。そして彼らという存在を作ってくれた、語ってくれた制作スタッフの方々に。
ありがとうと、もう一度、心を込めて。