あの二ヶ月間。

スザクはきっと悩み続けていたんじゃないかなって、そう思ったら、どうしようもなく泣きたくなる……。


以下、FINAL TURNのぐだぐだ解釈……。
読んでも楽しくも何とも無い電波なぐだぐだ文章なので、本当にお暇な方だけどうぞーﾉ




最期のシーンで、スザクが「本当にやるのか」って聞いてたのは多分、まだ迷いがあったからだと思うの……本当はやりたくなかったんだろうなって。
目標を共にして一ヶ月の間にきっと、刻々と二人の関係には変化があって、思いを通じて、力を合わせて、ダモクレスを壊して。
一緒に時間を過ごしてやっと、ルルとの間の誤解も解けてきて。昔みたいに、昔みたいにって、きっとスザクは思ったんじゃないかな…。
その後の2ヶ月、あと押すべきスイッチは「ルルーシュを殺す」というものだけになって、他には何も無くなって。現実と向き合ったスザクは多分、色んなことを考えたんだろうなと思います。
その中には8年前から積み上げてきたルルとの思い出だったり、ユフィのことだったり、殺してきた人たちのことだったり、色んなことが含まれていたのだろうけど……でも、やっぱりスザクの中で、ルルという存在はちゃんと大切な箱の中に仕舞われていて。だから、壊したくない、殺したくないって何度も思ったんだと思います。
だからこその、神殿での躊躇いがちな態度だったんだろうと。


でも、ルルは許さなかったとも思うの。スザクに、「殺したくない」といわせることを。
ルルは多分、自分が今まで犯してきた罪は自分が死ぬことでしか償えないと思っていて、スザクもそれを分かっていて。
でも本当は、スザクはルルの考え自体を肯定してはいなかったのかなあ、とも思ったり……じゃなきゃ、あそこで本当にやるのかとは聞かないんじゃないかなあ……。



これはほんとに超個人的な、しかも腐全開な希望なんですが、スザクはルルの願いを叶えてあげたかったんじゃないかなあ、と。

死んで欲しくないけど、生きていて欲しいけど、でもルルーシュは其れを望んでいなくて、自分に殺されることを望んでいて、だから。だから、あの時剣を取ったのかなって。思う。


スザクがルルの最期、あの瞬間、泣いたのは、二人の間に横たわっている、楽しい思い出も、苦しい思い出も、色んなもの全部が彼の中に湧き上がっていたからというのは勿論あると思うんですけど、それと同時に死んで欲しくない、生きてて欲しいって、やっぱり思っていたからなんじゃないかって。自分は望んでないのに、ルルの望みを叶えるために必死に自己を抑えているが故の涙だったのかなって。


そう考えた時に、ああ、スザクってルルのこと、ほんとにちゃんと思ってくれてたんだなあって、思って、どうしようもなく泣けてきた……。
そうだよね。大事じゃなければ、あんなに憎めないよね……大事だったから、（愛じゃなくて友情だったとしても/公式的にね）好きだったから、だからこそあんなに憎んだんだなって。
だから、あんなに憎んでたのに最期、もう一度手をつなぐことが出来たんだなって。


そう思っても良いかなあ……；；




遺されたスザクの、ナナリーのことを思うとどうしようもなくて。
同人でよくある生き返らせネタ、あれギ/アスでやると本当に、あのシーンのスザルルの全てを否定することになるので、とんでもない冒涜だと思うんですけど……でも、それでも幸せになって欲しいよ……。

スザクにもう一度笑って欲しいし、ナナリーに笑っているルルーシュをみせてあげて欲しいし、ルルに、ルルを大切に思っている人と幸せになって欲しいよ……；；
特別じゃなくて、普通に。怒ったり笑ったり泣いたりしながら年を取っていって欲しいよ……18歳で、終わらせたくないよ……。




もりすさんが「ルルーシュは最期まで美しくて、ずるい」って仰ってて、凄くそうだなって思った。
ルル、狡いよ。一人だけ綺麗に、満足して終わるなんて狡い。
スザクを、ナナリーを。納得させないで、一人だけいなくなるなんて狡いよ。
生きて欲しいよ。ルルだけいて欲しい、ルルにいて欲しいって、言ってくれる人たちのためにも。




取り敢えず自分の欲望に負けたので、私、今からプロット切ってくる…ﾉ
メッセでつっきょさんと、ちゃっとでもりすさんとお話してて、大分整理されてきたなあ…自分の考えを人に聞いてもらうって大事ね。
ありがとうございます；；