ときどき。

ぐしゃぐしゃーと字を書いて、内側のもやもやーと浮かび上がった何かを形にしたい時があったりして。
ワードパッドを開いてさささっと書いて、消しちゃうことが多いのですが、偶に言葉遊び的に気に入ることがあるのです。
そんなわけで捨てちゃうのもなんか勿体無いかなあ、といった気持ちでリサイクルしにきたりしました笑。


陽海が別れることがあるとしたら、多分山陽さんから切り出されるんじゃないかなーとかもやりすることは結構よくあります。
なんかこう、東海道は一度懐に入れてしまったものが自分のものではなくなることがあるなんて、あんまり考えられないんじゃないかなあとか、思うのです。
内側に入れるものが殆ど無いから、一度入れてしまったら凄く大切にすると思うのね。

対する山陽さんは、東海道に対する信仰心を捨てられるかどうかが、うちの場合上手く付き合って行けるかどうかの分かれ道になっているような気がします。
かみさまと仰いだものが実は自分と同じ高さにあるという事実に耐えられるか否か、みたいなね。


らぶい話は好きですが、悲しい話も結構好きだったりします。でもそういうの書きたい時って大体自分の精神がちょっと参ってる時だったりするので、なんか形にするだけで満足してしまうというか、人に見せるものとしてどうなんだろうと思うことが多かったり、ネタ神様ことらぶやまさんがあんまりシリアス書いて欲しくないわあというのもあって自重したりしています笑。
悲しい話でも最後救いがある終わり方に出来れば良いんだけど、往々にしてそうならないことが多いからかもしれない笑。


まあそんなわけで。続きにｓｓｓと呼ぶのも憚られる詩のようなものを置いておきます。
もし見たい!と仰って頂ける方は、いらっしゃいましたら下をぽちりとしてくださいませ**


というかそもそも、此のサイトにいらして下さってる方っていらっしゃるんだろうか。最近結構疑問です……笑。



あ、6月オンリー合わせの原稿が9割がた終わりました。
後は推敲して、表紙の文字入れと中表紙・奥付作ったら終わりです。40Ｐの本になりそうです。
諸々確定しましたら、またお知らせにあがります!


本当は昨日買ってきたＥＰの話とかしようと思ったんだけど、ちょっと限界なので今日は寝ます笑。おやすみなさいませー**

 beast who loved me

あいしている

という戯言が耳を掠める度に、愛しい気持ちを掻き立てられる己の愚かさに笑った。

あいしている

それが誰に対してのことばなのか、全て理解してそれでも愛しいと思った、そんな自分に笑った。

手を伸ばして、掴む。骨を、皮膚を、腕を。
握って、もう二度と離さないと誓って、けれど何処かできっと消えてしまうのだろうと、そう確信していた。

 

確信しているからこその、誓いだった。

 

一緒にいるのが辛いのだと彼は笑った。

常の笑みと等しく見えたそれに、ほら、やっぱりと俯瞰するもうひとつが呟いた。
その言葉が余りにも的確だったから、何も言い返すことなど出来はしなかった。空想に対して誓ったところで、所詮守られるものではないのだと、嘲笑されたような気がした。

ごめんね。

謝って向けられた背を、追い掛けることなどどうして出来ただろう。
走り寄って、縋りついて。それが何にもならないと判っていて、どうしてそんなことが出来るだろう。
いっそそれが出来るほど幼ければ良かったのだ。縋りつけたなら、もっと。

 

かつて。
頬を辿ったその手に慈しみが満ちていたことを知っている。
降る口吻けがやさしかったことを知っている。
それが偽りでなかったと、そう信じたいエゴを、知っている。

だから出来なかった。追い縋るなんて出来なかった。

彼がその先に見る誰かを、目にしたくなかったから。

 

ただ立ち尽くすだけだ。